男子高校生が好きだ
男子高校生が好きだ。
小学生でも中学生でも大学生でも社会人でもなく“男子高校生”が好きだ。
好きな服装は?好きな衣装は?と聞かれたら間髪を入れずに「制服です」と答えてしまうくらい好きだ。
大人のからのしがらみがほんの少しだけ緩くなって、少しだけ自由が増えて、でも校則はあるし法律上じゃまだまだただの子どもで、未来のことなんてまだ何も決まっていなくて。それでもこの3年間で自分の未来を考えて選択しなければいけない。何年か経てば忘れてしまうような些細なことに悩んで葛藤して感情を丸出しにして怒って泣いて笑って。
そんな人生の中で一瞬しかない、あまりにも瑞々しくて綺麗な輝きを放つ瞬間を目の当たりにすると訳もなく涙が出そうになる。
自分を正当化するわけじゃないけど、下手したら通報されかねないこの感情を常日頃からすれ違う男子高校生達全てに持ち続けて生きている訳じゃない。
私が偶然にも推しである瑞生くんの存在を知ったのは今から1年と少し前、高校生に成りたてのときだった。
初めて見たときはあまりにも大人びていて数ヶ月前まで中学生だったなんて信じられなかったし、グループ最年長の佐野くんと同い年*1と言われても違和感がない気がした。正直何を考えているのかか全くわからなかったし、今でも全くわからない。
大人びた外見に反して、あまりにも中身が年相応の男の子でそこがとてつもなく魅力的だなあと思う。
道ゆく男子高校生がどんなにかっこよかろうが彼らの日常を知ることはないし、大人びた一面も見ることなどきっとない。ましてや私服で街を歩いていたら男子高校生かどうかさえわからない。
それが当たり前なのに、大人びた一面も葛藤を丸出しにする姿もほんの少しだけど自分の目で見ることができるなんてアイドルは本当に尊い存在だと思うことしか出来ない。
ごく稀に自分は瑞生くんが高校生でなくなったとき、今と同じように好きだ!と言えるか不安になるときがある。大抵のことは「高校生だから」の一言で片付けて、全肯定できていたことが出来なくなるかもしれない。
それでもまぁ、そのときはまた新しい魅力を見つけて全肯定できたらいいなあと思う。
どれだけ騒ごうが、1人の人間が永遠に高校生のままでいてくれるなんてことはあり得なくて、たった3年間。確かな終わりがあるからこそ儚くて美しい。
現役男子高校生の瑞生くんをリアルタイムで目に出来る期間は限られていて、もうすぐ折り返し地点がやってくる。
M!LKは“学生”をファンの対象にしているし、本人達も“学生であること”を売りのひとつにしていると思う。
ただファンも本人達も永遠に学生でいられるわけじゃないから、やんわりと、でも確実に大人への一歩を踏み出していることを今回新曲のMVで感じさせてくれた。
この刹那を一瞬を無駄にして本当にいいの?
心配なんてする暇があれば楽しもう
疾走ペンデュラムの大好きなワンフレーズを脳内リフレインさせながら、「約束」のMVを何度も見て素敵なグループと推しに出会えたなぁ思っている。
*1:当時大学生1年生